睡眠はじめの９０分が重要！1回目のノンレム睡眠で何が起こっているか？

私たちは、脳のストレスを取り除くことを大きな目的のひとつとしています。脳のストレスを取り除くには、睡眠が重要です。その中でも、最初のノンレム睡眠の９０分が大切です。

1回目のノンレム睡眠では、自律神経が整えられます。自律神経は呼吸・体温・心臓や胃腸の働きを司る神経で、自律神経が乱れると、頭痛・ストレス・疲労感・イライラ・肩こり・冷え性・なんとなく調子が悪いという違和感が生じやすいと言われています。最初のノンレム睡眠では自律神経が整えられ、脳のコンデションが整えられるので、上記の問題の解決が期待されます。更には、ノンレム睡眠時に、免疫機能が回復することが知られています。インフルエンザなど免疫が働く疾病には、睡眠も重要な治療となります。

また、成長ホルモンが分泌させることでも、多くのアスリートに知られています。成長ホルモンは第一周期のノンレム睡眠時に全体の70～80％が分泌されます。そして、いつもなら寝ている時間に起きているとまったく分泌されないのです。成長ホルモンの適切な分泌で、細胞の成長・新陳代謝促進・皮膚の柔軟性アップ・アンチエイジングなどが期待されます。私たちは、なんとか私たちの手技でこの９０分を作り出せないかっと考えています。

脳疲労には様々な状況が考えられます。

• 理由もなくイライラする
• 理由もなく不安になる
• やる気が起きない
• 考えがまとまらない
• 理由のわからない疲労感が続く
• 眠れない
• 夜中や明け方に目が覚める
• 食事がおいしく感じられない
• 過食
• 濃い味じゃないと満足できない

片頭痛の方は、まず片頭痛の仕組みをご理解ください。北見クリニック（札幌市）や製薬メーカーのホームページに詳しく記載されています。また、ユウキ調剤薬局（札幌市）のホームページには薬剤以外の対応を記した、片頭痛セルフコントロールガイドがあります。片頭痛の症状が現にある方には、施術を行いません。また、片頭痛が原因と思われる“コリ”についてもほぐすことを行いません。それは、痛みの発生している部分を触ることによって痛みが増幅したり、原因となっている“こり”をほぐすことによって痛みがまた再発したりするリスクがあると考えてのことです。ご理解の程、お願いします。ただし、ストレスによる血管の収縮は、そのあとにセロトニンの不足を引き起こし片頭痛が起こります。ストレスの緩和という視点で考えると、片頭痛の方にはドライヘッドスパは最適です。

近年、仮眠の効果が医学的にも解明されつつあるようです。カリフォルニア大学バークレー校のマッシュ・ウォーカー教授が、昼寝は能力を劇的に高め、脳の疲労を回復させると解明しました。

仮眠が脳を若返らせる

毎日30分以内の昼寝を取っていると、認知症になる確率を5分の1に減らせます。

NASA（アメリカ航空宇宙局）の仮眠実験

実証実験では昼に26分間の仮眠で、認知能力が34％、注意力は54％も向上しました。

久留米大学医学部の研究

福岡県の高校で、昼食後モーツアルトのBGMを流し15分間昼寝難関国立大学の合格率が
飛躍的に向上しました。